2019.03.01更新

イトリゾールの服用中も足の清潔維持に努めましょう

イトリゾールはカビの仲間となる真菌を退治するための治療薬で、イトラコナゾールを成分にしたトリアゾール系の抗真菌薬です。
対応する菌種が広く真菌による大抵の感染症を治療することができますが、主に白癬菌によって感染した水虫の治療に用いられています。
水虫は皮膚に感染するため、副作用の少ないクリームなどの外用薬を使用します。

イトリゾールはカプセル錠または内用液の経口薬で、服用して成分を体内から作用させることで白癬菌を退治します。
イトラコナゾールの特徴として、皮膚や爪といった細胞への移行性が高く、血中濃度が半減しても効果が持続するようになっています。
そのため、爪の中にまで感染する爪白癬でも効果があり、かかとなどの角質が硬くなって成分が浸透しにくい状態でも治療することが可能です。

また、イトリゾールはその性質から1週間だけ服用して、3週間は服用しないのを1サイクルとして、これを3回連続で行うパルス療法を行います。
細胞内に成分が留まるため短い期間の服用で、長期的な効果を発揮するため、長い治療が必要となる水虫に効果的です。
ただし、水虫に感染する白癬菌はカビという性質上、高温多湿や不衛生な状態を好みます。
そのため、靴を履くことで蒸れやすくなる足で活発化しやすく、湿気だけでなく汚れによって増殖を繰り返すようになります。

たとえイトリゾールが白癬菌に有効であっても、服用してすぐに真菌を退治できるわけではありません。
普段から白癬菌が活動をしにくいような状態を作っておくことが大切になります。
例えば、靴が脱げない仕事中は、蒸れにくいように5本指ソックスを履く。
自宅では靴下を抜いてなるべく足を乾燥させておく、帰宅したら足を洗って清潔に保つなどの水虫地様に効果的な生活スタイルを守りましょう。

水虫は薬を塗り始めて1週間ほどでかゆみや痛みは治まります。
皮がめくれてしまった方なども薬を塗り続けることで見た目が改善できたように思えてきます。
しかし、目で見える範囲だけが治っただけであって本質的には何ら改善されていないのです。
普段から、足を清潔に保つことが大切です。